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  >  海外   >  エクアドル   >  ガラパゴス 7 : ウミイグアナの大群とアホウドリのエスパニョーラ島
2022/12/23   2023/02/18

エクアドル ガラパゴス諸島クルーズ旅7日目、最後の1日となりました。最後に訪れるのは、エスパニョーラ島です。何千ものウミイグアナがいる、という島は一体どんなものなのか、楽しみです。

朝ごはん後、午前中はエスパニョーラ島のガードナーベイへ。まずは、ビーチウォークです。白浜の綺麗なビーチでした。虹がかかっているのもわずかに見えました。

海の色もとても綺麗。アシカたちがのびのびとリラックスしたり、海水浴を楽しんでいました。

ゴーストクラブ(日本語では、ユウレイガニやスナガニと言うそう)も見ることができました。臆病な性格らしく、足音を立てるとすぐに隠れてしまうため、そーっと近づいて撮影しました。

岩場では、ウミイグアナが日向ぼっこしていました。

ゆっくりビーチを歩いた後は、シュノーケリングタイム。泳いでいるウミイグアナに会いたかったのですが、残念ながら出会うことはできず。エイの群れが休んでいるところを発見しました。

クルーズ船に戻ってランチ。テーマは「イタリアン」でした。塩気の効いたもちもちのフォカッチャやパスタステーションもあって、今日もとてもおいしかったです。

ガラパゴス諸島で生まれ育ったこと、そしてナチュラリストについて、実際のナチュラリスト2人に話してもらうセッションがありました。ガラパゴスでは「ナチュラリスト」という免許を持ったガイドと一緒でないと、一部の街を除いて観光することができません。

ナチュラリストの募集人数は需要によって変動するそうですが、だいたい年に4-5人くらいの狭き門らしいです。話をしてくださった方が受けた時は、応募者は800人ほど。

まず、ガラパゴスでの永住権を持っている必要があり、ガラパゴス生まれか、ガラパゴス出身者と結婚しているか、法律が変わった1998年より前からガラパゴスに住んでいないといけません。言語、コミュニケーション力、知識など様々なスキルが試されるそうです。無事ナチュラリストになっても、維持するためには年間120日以上ナチュラリストとして働いていることや、2年に1度のアップデート研修にも参加する必要があるそうです。

なかなか家に帰れず家族にも会えないけれど、美しい自然にはいつも感動するし、この仕事ができて本当に幸せだと話していらっしゃいました。

英語が堪能で、知識も豊富で、熱心なナチュラリストさんたちは、やはり選ばれたトップエリートの方々だったんですね。

いよいよ最後の上陸、エスパニョーラ島のプンタスアレス(Punta Suarez)でのハイキングに向かいます。

上陸地点に近づくと、岩場で水しぶきを浴びるかっこいいウミイグアナがいました。

そして…泳いでいるウミイグアナも!できれば一緒に泳いでみたかったですが、船の上からでも泳いでいる姿が見れてよかったです。

上陸すると、目の前にはアシカやウミイグアナが大量発生!!これまでの島とはレベルが違いました!!!

アシカベビー!!

ビーチから岩場へ入っていきます。トレイルの真ん中でぐっすり寝ているアシカさん。

ウミイグアナの数が凄すぎて笑ってしまうほど。踏んでしまわないよう恐る恐る歩きました。

奥に入っていくと、たくさんのナスカカツオドリたちに出会いました。

もじゃもじゃの毛の大きな鳥が。ガラパゴスアホウドリでした!ガラパゴスではエスパニョーラ島だけで唯一出会える貴重な鳥です。1月〜3月には島を離れてエクアドルやペルーで過ごすそうで、もういなくなっている可能性もあると言われていたのですが、無事会えてよかったです。

顔がキョトンとしていてかわいい!この子はまだ大人の毛に生えかわっている途中のようです。

まだ飛ぶには早いのですが、羽を広げてシミュレーションをしているようでした。

空を見上げると、ちょうどアホウドリが飛んでいきました!飛んでいる姿、かっこいい!

こっちは顔に少しだけ産毛が残っている子。

高台にドスンと構えていたこのアシカが、ここのハーレムのオスらしいです。王様のように堂々としていて、周りのナスカカツオドリたちがつかえている家来のようでした笑。

まだ毛が生えかわっていない子供のアホウドリもいました。珍しく、アホウドリは子供より大人の方が可愛く見えます。

岩の裂け目に波が来ることによって潮が噴き上がるブローホール。迫力満点でした。

ここにもガラパゴスアホウドリの子供が羽を広げて飛ぶシミュレーションをしていました。

アホウドリは身体が大きいので、飛び立つ際には”滑走路”に移動して、走って助走をつけてから飛行します。

ちょうど滑走路に移動して、飛び立とうとしている子に遭遇。わくわくしながら見守っていたのですが、5分ほど経っても飛ばず。次のグループの人たちも待っていたので、時間切れで観覧場所を譲らなくてはなりませんでした。その数分後に歓声が上がったので、無事飛び立ったようです。見れなかったのは残念。

トレイルを一周して戻ってきました。ゾディアック乗り場近くには、生後数日のアシカの赤ちゃんがいて、とても可愛かったです。

船に戻ってからは、フェアウェルがありました。スタッフの皆さんがサンタ帽を被って登場。スペイン語の有名なクリスマスソング「Feliz Navidad」を披露してくださいました!

最後のディナーは、「Galapagos BBQ Grill」。オープンデッキでBBQ!炭火で焼いた美味しいお肉や野菜、ロブスターなどたくさんいただきました!