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カウナス城
2024/07/21   2024/07/21

カウナス(Kaunus)は、リトアニアの第二の都市で、ヴィリニュスからも日帰りで訪れることができる人気の観光スポットです。この記事では、カウナスへの行き方や定番の観光スポット、モデルコースなどをご紹介します。

目次

    カウナスとは

    カウナスは、リトアニアの第二の都市で、第一次世界大戦中ポーランドに首都ヴィリニュスが占領された際には、臨時首都として機能しました。

    急速な都市化が進んだため、近代建築が立ち並んでいて、2023年にはユネスコ世界遺産にも登録されました。

    また「命のビザ」として知られている、日本領事館の杉原千畝がナチス・ドイツの迫害から逃れるユダヤ人難民に日本通過のビザを発給した場所でもあり、日本人にとっても関わりのある街です。彼は、戦争が激化して他国の大使館が閉鎖していく中、日本政府に背いてまで自分の信念に従って、ぎりぎりまでリトアニアでユダヤ人のためにビザを発行し続けました。

    ヴィリニュスからカウナスへの行き方

    首都ヴィリニュスからカウナスは、100kmほどのところにあり、日帰りでも訪れることができます。

    電車やバスで行く

    ヴィリニュス駅からは、カウナス行きの電車やバスが出ていて、簡単に行くことができます。所要時間は、約1時間半ほど。

    チケットは、オンラインまたは窓口で購入することができます。

    私は電車を利用して行きましたが、とても快適でした。

    ヴィリニュス 駅

    ツアーで行く

    ヴィリニュス発のツアーもあります。個人で行くのが不安という方は、ツアーを利用してみてください。

    ツアー利用であれば、海外オプショナルツアーを提供している日本発の会社「ベルトラ(VELTRA)」が安心です。

    カウナス市内 日帰り観光ツアー 杉原記念館入場 <車+ガイド貸切/ヴィリニュス発>というツアーであれば、ヴィリニュスのホテルからの送迎つきで、希望に応じてカウナスを案内してもらえます。日本語ガイドも選択できるので、安心です。

    カウナスで外せない観光地

    カウナスに行ったら外せない、おすすめの観光地をご紹介します。まわりやすいように番号をつけているので、モデルコースとして参考にしてみてください。

    聖ミカエル教会

    聖ミカエル教会は、1895年に建設された美しい教会です。ソ連によってロシア正教会として使われた歴史がありますが、リトアニア独立後、再びカトリック教会となりました。

    ホテル メトロポリス

    聖ミカエル教会から、新市街の大通りを進んでいくと、ホテル メトロポリスがあります。ここは、ソ連の要請により日本領事館を閉鎖し出国することになった杉原一家が宿泊したホテルです。杉原さんは、ここでも日本の通過ビザを発行したと言われています。

    ホテルの内外には、杉原さんの写真や手紙などが飾られています。現在もホテルとして、宿泊もできます。

    聖ペテロ & パウロ大聖堂

    聖ペトロ & パウロ大聖堂は、旧市街の中心部に建つ、1400年代に建設された聖堂です。

    リトアニア最大のゴシック建築で、外観は赤煉瓦造りでシンプルですが、中に入るご豪華な内装でギャップに驚きました。ため息が出るほど美しい内装をぜひ見に行ってみてください。

    カウナス城

    カウナス城は、14世紀に建てられたゴシック様式のお城で、ドイツ騎士団からの攻撃に備えて造られたそうです。

    度重なる戦争で、現在は塔と城壁の一部のみが残っています。内部では、カウナスの歴史を紹介する展示がされています。

    周辺は、オブジェやフォトスポットが色々とあり、和やかな空気が流れています。

    カウナス城
    カウナス

    杉原千畝記念館

    杉原千畝記念館は、杉原千畝さんが実際に住んでいた邸宅を博物館として利用し、命のビザ、当時の様子や杉原さんについて展示しているところです。入り口にはなんと、桜が咲いていました。

    各展示を補足する日本語の丁寧なパンフレットが置いてあり、執務室が再現されていたりと、見どころが十分あります。杉原さんを映画化した『杉原千畝』に出ている唐沢寿明さんや小雪さんが訪れている写真もありました。

    カウナス観光モデルコースを地図で紹介

    カウナスの観光モデルコースを地図でまとめました。ぜひ参考にしてみてください。