リトアニアの有名な観光地の一つ「十字架の丘」は、見渡す限り十字架が並ぶ神秘的な世界遺産です。そんな十字架の丘があるシャウレイ(Šiauliai)で見つけた、リトアニア料理の人気大衆食堂「セナシス・ソーディーアス(Senasis Sodžius)」をご紹介します。
目次
地元で人気の大衆食堂
セナシス・ソーディーアスは、シャウレイのバスターミナルの目の前、電車の駅からは徒歩10分という便利な場所にあります。
私がこのお店を知ったきっかけはグーグルのレビューです。シャウレイでリトアニアレストランを探していたところ、カジュアルかつレビューがとても高かったこのお店が気になり、行ってみることにしました。
店名のセナシス・ソーディーアス(Senasis Sodžius)は、リトアニア語で古い村という意味のようです。1993年にオープンし、30年以上やっているレストランです。
オープンと同時に、(おそらく)地元の方々がどんどんお店に入っていっていました。
注文の仕方
レジで先に注文して料理を受け取った後に席に座るフードコート形式です。メニューはリトアニア語で難しいですが、リトアニア料理の定番が揃っているので、料理名を言えば意外と伝わります。
中でもおすすめなのが、代表的なリトアニア料理2つです。
❶シャルティバルチャイ(Šaltibarščiai):ビーツとサワークリームの冷製スープ(大 3€ / 小 1.5€)
❷ツェペリナイ(Cepelinai):お肉のじゃがいも包み (大 7€ / 小 3.5€)
料理名をそのまま言えば、通じるはずです。どちらも大小サイズを聞かれるので、BigかSmallで答えましょう。写真は両方Smallです。ツェペリナイはじゃがいもがモチモチしてボリュームがあるので、Smallでもだいぶ食べ応えはありました。何と2つで5€!とってもリーズナブルです。
注文すると、すぐに料理が出てくるので、受け取って席を探して座ります。昼時は混雑していますが、回転率が早いので意外とすぐに座ることができます。すぐに料理を受け取り、さっと食べて去って行く、日本の牛丼屋さんのような雰囲気です。
料理の紹介
それではもう少し料理の紹介をします。
シャルティバルチャイ
ピンク色の見た目が印象的な、冷製スープです。シャルティ(šalti)= 冷たい、バルチャイ(barščiai)= ボルシチ、なので冷たいボルシチという意味です。
ビーツ(赤かぶ)がベースになっていて、サワークリーム、きゅうり、ディールなどが入っており、爽やかな味付けでサラサラと飲める、夏にぴったりのスープです。
茹でたじゃがいもと一緒にいただくのが一般的で、ここセナシス・ソーディーアスでも付け合わせとしてじゃがいもが出てきました。
ツェペリナイ
リトアニア料理の中で一番の定番とも言えるほどメジャーなのがツェペリナイです。ドイツの飛行船「ツェッペリン号」に形が似ていると、そこから名付けられたそうです。英語では、Potato Dumpling(じゃがいも餃子)と訳されていて、お肉をじゃがいもで包んだ日本ではなかなか見慣れない料理だと思います。
じゃがいもはモチモチしていてずっしりとボリュームがあります。小サイズを注文したのですが、2人で分けたのですが、それでも十分なほど食べ応えがありました。
まとめ
セナシス・ソーディーアスは、地元で人気の大衆食堂です。英語もほとんど通じない環境なので、観光客は見かけないですが、その分本当のリトアニア料理を手軽に味わうことができます。言葉が通じなくても、とても優しく接客してくださいました。シャウレイでランチを食べるならおすすめのレストランです!ぜひ、十字架の丘に行く際には立ち寄ってみてください!
セナシス・ソーディーアス(Senasis Sodžius)
営業時間:月 〜 金 10:00 – 15:00
電話:+370 41 431867
住所:Stoties g. 3, 77156 Šiauliai, Lithuania