カナダのイエローナイフは、オーロラ遭遇率が高いことで有名です。なぜ、イエローナイフだとオーロラが見えやすいのか?そもそもオーロラとは、どうして発生するのか?オーロラについて、ご紹介していきます。
目次
オーロラはどうやって発生する?
オーロラは、太陽の表面で起こる爆発(太陽フレア)によって発生する粒子と、地球の大気中の原子が衝突することで、発生しています。具体的には、以下のような流れだそうです。
太陽の表面では、頻繁に爆発が起きています。その爆発によって、太陽風と呼ばれる大量のエネルギー粒子が放出され、それが2〜3日かけて、地球へと到着します。
太陽風は電気を帯びているので、地球の磁場(南極・北極)へと集まっていきます。磁場を中心とした楕円形の領域が、オーロラが発生するオーロラベルトの正体です。
太陽風の粒子が、上空の酸素や窒素の原子・分子に衝突することで、原子・分子はエネルギーを受け取り不安定な状態になり、元の状態に戻ろうとします。そのときに放出されるエネルギーがオーロラの色として観測されるそうです。
オーロラの色は、太陽風の粒子がどこでどの原子・分子にぶつかるかによっても変わってきます。約200〜500kmの高さで酸素原子にぶつかると赤色、約100〜200kmの高さで酸素原子にぶつかると緑色、約80〜100km窒素分子にぶつかるとピンク色や紫色となります。
イエローナイフが、オーロラ遭遇率が高いのはなぜ?
上空でオーロラが発生していても、それが必ず見えるとは限りません。オーロラが見えるためには、3つの条件が揃わなければなりません。
- 上空で、オーロラ活動があること
- 空が暗いこと
- 空が晴れていること、あるいは雲が薄いこと
イエローナイフは、オーロラベルトの真下に位置していて、上空でのオーロラ活動が活発です。そして、高い山脈がないので、雲が動くので停滞しにくく、晴れやすいので、オーロラ遭遇率が高いと言われています。
私は2025年1月にイエローナイフに4泊滞在しましたが、4日連続で綺麗なオーロラに出会うことができました!
オーロラを見に行くのであれば、遭遇率が高いイエローナイフをぜひ検討してみてください。