サウナと聞くとフィンランドを思い浮かべる方が多いかもしれませんが、バルト三国のエストニアでも、サウナは広く浸透しています。特に首都のタリンには、いわゆるスーパー銭湯のような施設がいくつもあります。
そんな中でも最新スーパー銭湯「RING SPAA & SAUNAD(リングスパ & サウナッド)」に行ってきました!
目次
RING SPAA & SAUNADとは
RING SPAA & SAUNAD(リングスパアンドサウナッド)は、2022年10月にオープンしたエストニアの最新スパ施設です。首都タリンの中心から8km、車で20分ほど行った団地のような場所にポツンとあります。
最新施設だけあって、おしゃれで綺麗な内観です。
カウンターで受付を済ませて、中へ入ります。
入場料は曜日や時間によって異なり、大人1人16〜25€です。タオルはレンタルがなく、バスタオル購入に8€かかるので、持っていくことをおすすめします。専用のバンドを受け取って更衣室で水着に着替えて中へ!
施設内には、プール、ジャグジー、水風呂、そして10のサウナがあります!
10のサウナ
早速サウナエリアへ。室内に9、外に1、合計10の様々なサウナがあります。
サウナの入り口には、それぞれ温度とどんなサウナなのか書いてあり、とても分かりやすいです。
95℃ – フィンランドサウナ
まずは、オーソドックスなフィンランドサウナ。95℃の熱めのサウナで、セルフロウリュもできます。がっつり熱くなれる強めのサウナでした。
70℃ – ロシアのバーニャ
意外によかったのが、日本ではなかなかないロシアのサウナ「バーニャ」です。
室内は広めで、横にもなれるよう枕もありました。
70℃と書いてありましたが、体感温度は80℃越え。白く囲われた窓を通してセルフロウリュすることができ、さらに熱くなります。こちらも熱めのサウナが好きな方におすすめです。
90℃ – 薪サウナ
一番気に入ったのが、外にある薪サウナです。暗めで広いサ室には、大きなサウナストーブがあり、歩くのも熱いほど、熱々。もちろんセルフロウリュが可能です。
この薪サウナ一つでも、1日中飽きないであろう満足度の高いサウナでした!
80℃ – スモークサウナ
エストニアのサウナとしても知られているスモークサウナもありました。
暗めのこじんまりとしたサウナです。
本来のスモークサウナは、7-8時間も薪をくべ続けてサウナ室を温め、その後煙を外に出した後にやっと入れるようになる、とっても手の込んだサウナです。
流石に本当のスモークサウナではありませんが、暗くて湿度の高い、スモークサウナの雰囲気が味わえるものでした。
また、室内には偽ヴィヒタのようなものも置いてありました。
水に浸して、身体にペタペタやってみましたが、布でできたヴィヒタの気持ちよさはちょっと分からなかったです…。
50℃ – ジュニパーサウナ
熱々のサウナだけでなく、ゆったり入れるサウナも様々な種類があります。
こちらはガラス張りの開放的なジュニパーサウナ。ジュニパーは、エストニアに生えているヒノキの仲間です。
明るくてまったりできるジュニパーサウナは、現地の人たちがお酒を持ち込み、ゆっくり話す憩いの場のようになっていて、日本では見ないサウナの楽しみ方をしていました。
60℃ – 白樺サウナ
白樺サウナも綺麗でまったり入れるサウナです。心地よい音楽も流れていました。ウェブサイトでも、「友達と話しながらゆっくり入るのに最適です」と説明されていて、日本の黙浴とはまた違った入り方が楽しめます。
50℃ – 琥珀サウナ
琥珀をテーマにしたサウナです(本物の琥珀ではないそう)。ストーブも見えるところにはなく、サウナというより少し暖かめの部屋というイメージでした。
40℃ – 塩スチームサウナ
日本でもお馴染みの塩サウナ。置いてある塩で全身マッサージができます。
湿度が高く、視界が狭かったのですが、部屋自体は広々としていました。
温度は低めで、なかなか身体が温まらなかったので、少し他のサウナで温まってから入るのもいいかもしれません。
50℃ – スチームサウナ
目の前がほとんど見えないほど湿度の高いスチームサウナ。光が星のように煌めいていました。動物たちの鳴き声が流れていて、森の中にいるような気分に浸れました。
40℃ – ハマム
トルコのサウナ「ハマム」。豪華な内装でした。温度も湿度も低めで、こちらもお酒を飲みながらゆっくりするタイプのサウナになっていました。
サウナの後は
サウナから出たら、もちろん向かうのは水風呂です!リングスパには、温度低めの水風呂が2つあります。
1つは室内にあって、125cmの深さ、12-16℃の水風呂です。体感12℃ほどでキンキンに冷えてました!
外の薪サウナから出たところにも、水風呂が用意されています。こちらも室内と同じくらいの温度設定になっていますが、冬だと外が寒いので、さらに冷たく感じます。
ちなみに水風呂の横には、ジャグジーもありました。
水風呂の後は、外のベンチで外気浴でもいいですし、室内には水着のまま寝っ転がれる広いベッドもあります!エストニア タリンの別のスーパー銭湯エラムススパにもありましたが、日本でもぜひ積極的に取り入れてもらいたいです。
広いプールエリア
冷たい水風呂の後、ぬるめのプールでゆったりするのも気持ちいいです。
プールエリアには、30〜40℃ほどのプールやジャグジーがあります。
サウナ後に流れるプールに流されるのが特に気持ちよかったです。ただ流れが強くて、抜け出すのが大変でした。
他にも、キッズ用のプレイエリアもあり、ファミリーでも楽しめるようになっていました。
さらにはパーティールームもあって、食事・ドリンク・サウナ施設が楽しめるパーティープランなどもあるようです。スーパー銭湯で誕生日会というのは、日本ではまだ聞いたことない新しい発想でした。
施設内のカフェ
プールの側にはカフェがあり、軽食やドリンク、お酒も提供しています。
フルーツスムージーのパイナップルサンセットをトライしましたが、甘すぎず美味しくて、サウナ後にピッタリでした!
サウナ儀式
リングスパでは、無料のSauna Ceremony(サウナ儀式)も行われています。日本のアウフグースイベントのようなものです。
開催されるのは、火・木・金・土・日の夕方以降。月曜日と水曜日はサウナ儀式がなく、代わりに本物のウィスクを4.9€で購入し、セルフウィスキングをすることもできます。
最新のサウナ儀式スケジュールは、ホームページを確認してみてください。私は月曜日に行ったので、残念ながらサウナ儀式は体験できずでした… 。
リングスパのインスタに、サウナ儀式の様子があがっていました。楽しそうですねー!
まとめ
エストニアの首都タリンで2022年10月にオープンしたスーパー銭湯リングスパは、ハイレベルなサウナがいくつもあり、綺麗で1日中でも楽しめる最高の施設でした。
旧市街からも車で20分で行けるので、タリンを訪れた際には、ぜひ行ってみてください。
RING SPAA & SAUNAD(リングスパ & サウナッド)
- 営業時間:11:00 〜 22:30
- 金額:16 〜 25 €(値段は曜日と時間で変動)
- サウナの数:10(男女一緒)
- 持ち物:
- タオル:必要(レンタルなし。購入のみ)
- 水着:必要
- 防水ポーチ:水着持ち帰りのためあると便利
- アメニティー・設備:
- ドライヤー:あり
- シャンプー・リンス・ボディーソープ:なし
- スキンケア用品:なし
- ロッカー:あり
- ホームページ:https://ringspa.ee/en/
- 住所:Õismäe tee 130, 13513 Tallinn, Estonia
\ こちらもおすすめ /