フィンランドのヘルシンキで訪れた、少しかわったおしゃれサウナ「ロンナサウナ(Lonna Sauna)」をご紹介します。
目次
ロンナサウナとは
ロンナサウナは、ロンナ島という孤島にある、5〜9月の夏にだけオープンするサウナです。1回2時間制で、オンラインでの事前予約が必要です。さらに、島まではフェリーで行く必要があります。ハードルは少し高いですが、その分非日常感が味わえる特別な施設です。
ロンナサウナへの行き方
サウナのあるロンナ島へは、マーケットスクエアから出ているフェリーで10分で行くことができます。時刻表は、FRS FINLANDで確認してください。
乗り場は、マーケットホールのすぐそばです。周辺には、色々な行き先のフェリー乗り場があるので、間違えないよう必ずロンナ行きであることを確認してください。(私は一度違うフェリーに乗ってしまい、引き返すことになってしまいました)
お金はフェリー内で支払います。往復で9.20€。実際にフェリーに乗るのは10分ほどですが、船内は綺麗で快適です。
あっという間にロンナ島に到着します。
サウナの入り方
ロンナ島に上陸後は、サウナの受付を目指します。
ロンナ島の全貌はこのようになっています。サウナ、レストラン、バーがあり、サウナの受付は右奥にあります。
煉瓦造りのかわいい建物が受付です。
受付をすると、ロッカーの鍵、カゴ、サウナマット、カップが渡されます。いちいちおしゃれで素敵です!
荷物を受け取ってサウナへ!こちらの建物に2つのサウナと更衣室があります。
サウナは男女一緒ですが、ロッカーは分かれています。貴重品はロッカーに入りますが大きな荷物はカゴに入れて置いておくので、あまり多くの荷物を持っていかない方がいいです。
水着に着替えて、いよいよサウナへ!サウナは2つありますが、ほぼ同じ造りです。以前は男女別だったようですが、2023年からは男女一緒に2つのサウナに入れるようになりました。
サウナの様子
ロンナサウナは、薪サウナです。火力が強く、パワフルなサウナになっています。
サウナ室は2階建てで、1階が洗い場となっています。洗い場には、シャンプー・リンス・ボディーソープが完備されていて、フィンランドでは珍しい嬉しいポイントです。
中2階に大きなサウナストーブ、2階に座るところという構造です。下から出入りしても熱が逃げず、理にかなった造りです。サウナはもちろんセルフロウリュが可能。大きなストーブにロウリュをすると、一気に体感温度が上がります。
サウナ室の中は和気あいあいとした雰囲気です。フィンランドでは見慣れた光景ですが、お酒を持ち込んで飲みながら過ごしている方がほとんどです。
そして日本では信じられないかもしれませんが、男女一緒のサウナの中で、3割くらいの方が水着を着ていませんでした。何も着ずにサウナでくつろいで、そのままの姿で海に飛び込んでいる様子を見て、自由に生きていいんだな、となんだか心穏やかになりました。
水風呂はバルト海
そんなみんなが思い思いに飛び込むのが、水風呂代わりのバルト海です。5月頭に行ったときは、4℃という冷たさでした。でもサウナで温まった後だと、全く問題ありません。
ドリンクも購入可能
受付では、アルコール・ノンアルコール含め、様々なドリンクを取り扱っています。水着の上からタオルを羽織ったまま買いに行けるのがありがたいところです。
皆さんサウナに持ち込んで、飲みながら楽しんでいました。
まとめ
自然の中で、サウナに入って、海に飛び込み、外気浴をするというループを繰り返すのは、ただただ贅沢な時間です。
ここロンナサウナは、男性も女性も、水着の人も裸の人も、妊婦さんも、色々な方が自由に過ごし、穏やかな時間を共有し、心も体もリフレッシュできる素敵な場所でした。フィンランドのヘルシンキに訪れる際には、ぜひこの特別なサウナを体験してみてください。
ロンナサウナ(Lonna Sauna)
- 営業時間:火 〜 金 15:30 〜 22:30 / 土 14:30 〜 22:30 (4〜9月のみ)※要事前予約
- 金額:19 €(2時間)
- サウナの数:2(男女一緒)
- 持ち物:
- タオル:必要(レンタルは、9 €)
- 水着:必要(男女一緒だが、着ていない人もいる)
- ビーチサンダル:必要(海辺を歩くのにあった方がいい)
- 防水ポーチ:水着持ち帰りのためあると便利
- アメニティー・設備:
- ドライヤー:あり
- シャンプー・リンス・ボディーソープ:あり
- スキンケア用品:なし
- ロッカー:あり
- ホームページ:https://www.lonna.fi/en/
- 住所:Lonnan saari, 00190 Helsinki, Finland