カナダのイエローナイフに実際行く前は、本当にオーロラは見えるのだろうか?どんな見え方をするのだろうか?とっても気になっていました。
オーロラはもちろん運次第。当日そのときにならないと、見えるかは分かりません。
でも、少しでも参考になるよう一例として、2025年1月2日〜6日に4泊した際のオーロラの見え方をご紹介します。
目次
イエローナイフはオーロラ遭遇率が高い?
イエローナイフは、世界の中でもオーロラ遭遇率が高いと言われています。3泊すれば、95%の確率でオーロラに出会えるという話も。
オーロラが発生する条件や、イエローナイフのオーロラ遭遇率が高い理由はこちらでご紹介しています。
オーロラ・アラートで事前予測可能?
オーロラの発生を予測しているサイトやアプリがいくつかあります。中でも見やすかったのが、オーロラアラート。日本語もあり、UIも綺麗で分かりやすいです。予測の仕組みや精度については、論文で詳しく説明されています。
オーロラアラートでは、数時間先の予報と数ヶ月先の予報をどちらも提供しています。2021年時点の論文によると、数時間先の予報は、人工衛星によって数十分〜1時間後に地球近くに到着する太陽風を観測することで、行っているそうです。
一方で、数ヶ月先の予報は、太陽が地球に対して27日周期で自転していることから、明るいオーロラも27日周期で発生すると見込めるので、その法則を利用して出しているそうです。論文によると、数ヶ月先の予報で「オーロラが見えない(Lv.2以下)」と出ていた日に、実際にオーロラが出たのは28%だったそう。長期的な精度の高い予報はやはり難しそうではありますが、ある程度参考にできそうです。
そしてこのオーロラ予測は、日々更新されていきます。なので、1ヶ月前の予測は目安として捉えるくらいが良さそうです。
また実際に上空でオーロラが発生しても、天気が悪ければ雲に覆われて見ることができないので、オーロラ予報と天気予報、どちらも重要になってきます。
4日間滞在して、実際に見えたオーロラの様子
それでは、実際2025年1月2日〜6日の間、4日間イエローナイフでオーロラハンティングを行ったときの様子をご紹介します。
1月2日夜(1日目)
16:00過ぎにイエローナイフに到着し、22:00から最初のオーロラハンティングへ。ベックスケンネルのオーロラ鑑賞ツアーに参加しました。
鑑賞地点に到着して空を見上げると、すでに白くうっすらとしたオーロラが!そしてしばらくすると、赤色も入った綺麗なオーロラが夜空に舞い始めました。
人生初のオーロラに感動….。初日から、カラフルなオーロラがしっかりと見えて、4日間全く見えなかったどうしよう、という不安からも解放され、幸先のいいスタートとなりました。
1月3日夜(2日目)
2日目は、1日目とは変えて、オーロラビレッジのオーロラ鑑賞ツアーへ参加。21:00より、オーロラビレッジの鑑賞エリアへと向かいました。
到着するなり、オーロラが出現!最初の30分ほどがフィーバータイムでした。
オーロラビレッジの敷地は広いので、どの場所で鑑賞しようかうろうろしている間に見えなくなってしまい、その後は3時間ほど待つも出会えず…。
オーロラに出会ったらその場にとどまって、目の前のオーロラに集中すべきだと学びました。
1月4日夜(3日目)
3日目は、初日と同じベックスケンネルのオーロラ鑑賞ツアーに22:00から参加しました。
この日は大当たり!時折夜空いっぱいに広がる、ひらひらとした光のダンスを観ることができました。そして、1:30頃、ツアー終了の30分前くらいから大爆発が!
ベックスケンネルのガイドさんもとても優しく、オーロラ爆発が続いたので、30分ほど滞在を延長してくださいました。ガイドさん曰く、月1度あるかないか程の、大爆発だったようで、綺麗な濃いオーロラが見えて大満足でした。
1月5日夜(4日目・最終日)
最終日も、昨日同様ベックスケンネルのオーロラ鑑賞ツアーに22:00から参加。この日も、大きくてダイナミックなオーロラが出現!この日もレベル5。
渦を巻いたものから、フェニックスのような大きく広がったものまで。
刻々と変化する揺れ動く光に酔いしれました。
まとめ
イエローナイフに4泊滞在した結果、幸運にも強めのオーロラに、毎日出会うことができました。肉眼でもはっきりと緑色に観え、ゆらゆらと揺れ動く姿が感動的でした。
オーロラは、その日その時間になってみないと実際に観れるかはわかりません。だからこそ、観えたときの喜びはとても大きいです。ぜひオーロラに出会いに、イエローナイフ旅行を検討してみてください。