歴史

小さな国エストニアは、大国に囲まれ、様々な国に支配された歴史を持っています。

13世紀に北欧十字軍に侵略され、南はゲルマン人に、北はデンマーク帝国に統治されました。16世紀にロシアが侵略してきた際に、ポーランドとスウェーデンに助けを求めた結果、南はポーランド、北はスウェーデン、一部デンマークという形になりました。

17世紀には、スウェーデンとデンマークの間に戦争が起こり、スウェーデンがエストニアの全領土を支配することになりました。

さらに、18世紀にはスウェーデン帝国とロシア帝国の間に戦争が勃発し、ロシアが侵略することとなりました。1917年にロシア革命が起こると、翌年エストニアは独立宣言しました。その後新生ソ連から侵略され独立戦争が起こりましたが、なんとか独立を維持することができました。

1939年第二次世界大戦が勃発し、ドイツとソ連によって東ヨーロッパは二分され、エストニアはソ連の属地になると決められました。それからは、ソ連の軍事基地とされ、またロシア化するために多くのロシア人が送り込まれました。その中でも、ソ連の政治革命によって、民間の政治活動が可能となり、抗議活動が進みました。

そして1989年にバルト三国の平和抗議活動が起こり、200万人もの人が手を繋いで独立の意志を示しました。

そしてようやく1991年、再度独立宣言をし、独立を果たしました。2004年にNATO、EU加盟、2016年にOECDに加盟しています。